【UCLA編入】UCLAに編入する意味って何だろう。

Hi~, こんにちは。とぅりです。

アメリカのコミカレに通っている留学生はみんなUCLAUC Berkeleyなどのカリフォルニア大学いわゆるUCに編入しようとしています。僕も何となくUCに編入するのかな〜と渡米前には思っていましたが、アメリカに来て、色々なことを考えた結果、UCに出願することをやめました。皆さんと一緒にメリットとデメリットを考えて、カリフォルニア大学に編入する意味を考えていけたらなと思っています。

ネームバリューかな?

ひとつ目の理由はネームバリューだと思います。UCLAやUC Berkeleyという名前を聞くと、やっぱり頭良さそう!って思っちゃいますよね。いわゆる世界大学ランキングというやつでもカリフォルニア大学のいくつかは東大よりも上位にランクインしています。UCLA卒業しました!って言われたらかっこいいですもんね。

企業に就職するとなったときに、UCLAを卒業したことはやはり評価されるのでしょうか?

名門大学を卒業したからといって大企業に就職できるとは限らない

名門大学を卒業したからと言って一流企業に就職して、夢のような人生が待っているかと言われると現実はそうではないようです。

僕がとっていたクラスの教授で南カリフォルニア大学(University of Southern California)を卒業した人がいました。THE世界大学ランキング2023を参照すると第65位とランキングの上位に入っていることがわかります。

しかし、彼の話によると南カリフォルニア大学を卒業した同期の友達で今でもターゲットでバイトをしている人もいるよ〜とのことでした。*ターゲットはアメリカで有名なスーパーマーケットです。

少なくともアメリカで就職する場合、大学で何を専攻して、どんなことを学んで、あ何ができるのか、が学歴よりも重要視されているようです。日本人の留学生がアメリカで就職する場合は、企業側から就労ビザを発行してもらう必要があります。そのプロセスは面倒でお金もかかるので、その人でないといけない理由がない限りはアメリカ人を採用したいと思うはずです。アメリカの一流企業に就職するのは有名大学を卒業していたアメリカ人でも難しいので、外国人である僕たちがその競争に勝つためにはさらなる努力が必要ですよね。

一方、日本の企業での就職はどうなるのでしょうか。僕自身まだ学生でUCLAやUC Berkeleyに編入した日本人の先輩たちはまだ在学中なので、どんな結果が待っているのかはまだよくわからない、というのが本音です。

人脈づくり?

ふたつ目の理由は人脈づくりでしょうか。

やはり世界中から優秀な頭脳が集まった名門大学では同じクラスルームで勉強しているあの子もその子も頭がいい!って感じかもしれないですよね。そんな友達と勉強することができれば、今までにはなかった新鮮な意見や発想を受けて自分の成長につながる気がします。

そして優秀なクラスメートたちが大学を卒業して色々なフィールドに散らばって働き始めたとき、名門大学でのネットワークがあれば困ることはないでしょうね。

これはUCLAに編入する大きなメリットと言えそうです。

UCに編入したいのは留学生だけ?

現地のクラスメートや外国人留学生とどの学校に編入したいかという話をよくします。その中で何となく法則があることに気づきました。

それは留学生の方がUCLAなどのUCに編入したいと考えている人が多いということです。カリフォルニア州民の場合、留学生の半分以下の学費で通うことができるにも関わらずです。

エンジニアリングを専攻しているアメリカ人のクラスメートはCSU(California State University)に編入したいと言っていました。その理由は学費も安いし、資格をとってしまえばどの学校を卒業したとしても仕事を得ることができるから、だそうです。

奨学金をもらえることができたユタ州の大学に行く!と言っていたアメリカ人のイングリッシュメジャーのクラスメートもいました。

もちろん現地の学生の中にもUCに編入しようとしている人はいますが、留学生の割合の方が圧倒的に大きいと感じます。

実は教授も授業内容も同じ?

これは僕が授業をとっていた教授から聞いた話です。

カリフォルニア州の大学ではパートタイムで働く教授が増えています。主な理由は大学側のコストカットのためです。そしてその影響で弊害が起きています。

パートタイムの教授たちは午前中はこっちの大学で授業をした後、ランチをして午後はあっちの大学で授業をする!ということが起こります。UCとCSUで働いている教授たちは全く同じ授業をそれぞれの学校で提供しているそうです。払っている学費は違ったとしても、全く同じ授業を受けているっていうことが起こっているらしいのです。

また、パートタイムの教授の場合、授業の時間外で質問や相談をすることができるオフィスアワーの時間を設けていないことが多く、生徒へのケアーが行き届いているのかと聞かれると疑問が残ります。

お金はすごくかかるけど

留学生としてカリフォルニア大学に通う場合かかるお金は信じられないほど高いです。

留学エージェントにコミカレからUCLAに編入できるよ!という誘い文句だけを受けて、どれくらいお金がかかるのか知らない人もいるかもしれません。

学費が高い

学費がすーーーごく高い。この一言です。どれくらい高いのかというと、

UCLAのアドミッションオフィスのウェブサイトを確認すると1年間の学費は$44830です。円安の影響もあり、日本円にすると670万円。学費だけでです。これにプラスして生活費や教科書代などが重なってきます。

コミカレからの編入のため、通うのは4年の半分で2年だとしても学費だけで1340万円です。

これに加えて、UCLAは奨学金を留学生にはオファーしていません。全額学費を負担しなければならないんです。

車社会を生きるのはつらい

日本にいるときからロスは車社会だから〜とさんざん聞いていましたが、まあなくても何とかなるでしょ〜と思ってましたが、そんなことないですね笑。

何とかなるにはなりますけど、とても不便です。車で15分の道をバスで1時間かけて通学しています。どこかにいこうと思っても日本みたいに電車でどこまででも行けるわけではないのが不便です。

となると、車を購入...することになるかもしれないですよね。年齢が若いと保険料も高くなりますし、ガソリン代も高くなってきているようです。コストがかかりまくるんです泣。

僕が思ったこと

コミカレに通いながら、いろんな教授や留学生、現地の学生と交流して僕なりに考えたUCに編入する意味についてみなさんにシェアしたいと思います。

僕はUCに出願することをやめました。大きな理由は2つです。

  • 学費が高いこと
  • みんなが知らないところに行きたいと思ったから

もしたんまりお金を持っていたとしたら、僕がすごく優秀だったとしたら、UCを選んでいたかもしれないです。

ですがごくごく普通の公立高校を卒業し、お金持ちの家の子供でもない僕が、世界ランキング上位の大学に入れるんだから!未来への投資だよ!と言って両親に払ってもらえるような金額ではないよなと思ってしまいました。

カリフォルニア州外、アメリカ国外に目を向ければ、もっと学費が安く、質の良い教育を提供してくれる尚且つ奨学金もくれちゃう!!という大学はたくさんあるんです。世界にはたくさん大学がありますからね。

そしてもうひとつの理由はみんなが知らないところに行ってみたい!と思ったからなんです。実際にコミカレに来てみて分かったのですが、日本人留学生がたーーーーくさんいます!

そしてUCLAやUC Berkleyにも日本人はわんさかいます!JSA(Japanese Student Association)という日本人学生のためのコミュニティが各UCのキャンパスにあるくらいには日本人がいます。だから少しつまらないかなーと感じてしまいました。

もちろん日本人が嫌いなわけではありません。日本人の友達もたくさんいますしみんな大好きです。でも自分の個性を出すために人と違うことにチャレンジしようと思いました!

なんでさっきから出願すらしてないのに、”UCに入れる前提”みたいな感じで話してるんだよって思っている方もいるかもしれないです。でも学校を選ばなければUC(カリフォルニア大学)に入るのはそんなに難しくないです。TAG(Transfer Admission Guarantee)というGPA3.5以上の成績の人はUC Berkeley, UCLA, UCSDを除くその他の大学には必ず合格することができちゃうんです。

これらがUCに出願することをやめた主な理由です。

僕はUCLAに進学する意味をあまり見出すことができませんでした。

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