【コミカレ留学】普通の公立高校を卒業した僕がアメリカ大学留学を選んだ理由

Hi~, こんにちは。とぅりです。

僕は日本の高校を卒業後、カリフォルニア州にあるコミュニティカレッジに進学しました。

今回は、ごくごく普通の公立高校を卒業した僕がなぜアメリカのコミュニティカレッジに進学することを決めたのかをシェアしていきたいと思います。

アメリカのコミュニティカレッジとは

まずアメリカのコミュニティカレッジとはどういうものなのか説明していきますね。

コミュニティカレッジとは地域の人なら誰でも学ぶことができるように、という理念のもとで作られた2年制の公立大学です。

このような理念で設立された大学なので入学時にテストなどはありませんが、四年制大学のようにレベルの高い授業が開かれているわけでもありません。学ぶことができる内容は大きく分けて、四年制大学編入を目指す「進学コース」とキャリア変更や就職を目指す「職業訓練コース」に分かれています。

アメリカコミカレ留学を選択した理由

始めに、僕の渡航時のプロフィールを紹介します。

千葉県にある偏差値70程度の公立高校を卒業し、高校3年間のGPA(評定平均)は5.0段階評価中3.3、TOEFL iBTは73点で、ボランティアの経験はゼロでした。そんな僕がアメリカのコミカレを進路に選んだ理由は四つあり、留学先をアメリカにした理由が二つ、そしてコミュニティカレッジを選んだ理由が二つあります。

留学を悩んでいる方、また挑戦したいけど明確な理由が見つからないから心配という方の参考になれば幸いです。

1. 留学に挑戦してみたかったから

え?こんな理由で?と思う方もいるかもしれません。僕は留学を決めたときに具体的な理由はありませんでした。ただ挑戦してみたかったのです。

僕は三人兄弟の末っ子で、高校まで兄と姉が通った道をなぞっているだけだったので、こうなるんだという想像が簡単にできていました。そのため高校入学まで何となく上手くいっていましたが、少し退屈でした。なので誰もやったことがない大学留学に挑戦し、自分で自分の道を開いてみたいと思い決断しました。

アメリカ留学は僕のように具体的な目標や、やりたいことが決まっていない方に向いていると考えています。日本の大学は出願時に専攻を決めなければなりませんが、アメリカの大学は入学時に専攻を決める必要がありません。一般的にアメリカの四年制大学では一年生(freshman year)と二年生(sophomore year)の段階で一般教養のクラスを多く取り、その中で自分が興味を持った専攻を三年生(junior year)と四年生(senior year)で学び、その知識を深めていくというスタイルです。大学生活を送りながら自分のやりたいことを見つけることができます。

僕が留学先をアメリカにした理由の一つがこの専攻のシステムの柔軟さにあり、目標がなかった僕にとって魅力的でした。

2. 英語力のハードルが低いから

二つ目の理由は英語力のハードルが他の国と比べて低いところにあります。

これはそもそも高い英語力を得てからじゃないと現地でいい成績を取るのは不可能だという意見もあるかもしれません。僕も渡米してからそう感じることも少なくありませんでした。しかしいざ現地にひとりで行くと、意外とどうにかなってしまうものです。家族も親戚もいない状況でひとりで生活して、授業についていかなくてはならないからです。人間追い込まれるとどうにかその状況を打開する方法を見つけます。なので少し無謀であっても一歩踏み出してみる姿勢が大切です。

しかしコミュニティカレッジの学部に正規入学できる程度の語学力は身に付けておくべきです。そうでない場合、ESLと呼ばれる英語コースをとりながら大学の授業をとるか、付属の語学学校に通い、そこで英語力が認められてからの入学になります。ESLコースの単位は編入に認められないので、ただでさえ大変なのに余分な力を使うことになり、語学学校は時間とお金がプラスでかかるので渡米後2年での卒業は難しくなるでしょう。

本題に戻ります。例を挙げると他の英語圏の国のカナダはTOEFL 80〜90点、IELTS 6.5、オーストラリアでもTOEFL 70点以上、IELTS 6.0〜6.5程度の高い英語力が必要になります。

アメリのコミュニティカレッジでは最低でTOEFL 45〜61点程度と比較的基準が低いです。そのため他国と比べて入学することができる英語のハードルが低いです。

これがアメリカを選んだ二つ目の理由です。

3. 有名大学に編入できるチャンスがあるから

三つ目の理由は有名大学に編入できる可能性があることです。

一般的に編入とは二年間コミュニティカレッジで学んだあと、希望する四年制の大学の三年次に進学することです。

僕の場合、高校卒業後、アメリカの四年制大学の一年次に進学しようとしたならば、英語力の低さとGPAの低さ、そしてボランティアの経験の無さから有名大学に編入することはまずできないでしょう。しかしコミュニティカレッジに通うことでその可能性が高まります。

北米の大学ではコミュニティカレッジから四年制の大学に編入するシステムがあり、コミュニティカレッジでいい成績を修め、ボランティア活動などをすることで、編入することができます。UCLAやUC Berkeley、University of Washingtonなどのトップスクールでも毎年コミカレからの編入枠を設けなければならないので有名大学に入学できるチャンスがあります。

特にカリフォルニア州には、日本でも知名度のあるUCLAを含む、UC(University of California)とCSU(California State University)と呼ばれる大きな州立の大学群があり、カリフォルニア州内のコミュニティカレッジから編入する制度が整えられています。(具体的はまた別の記事で紹介します) また大学の数も多いため選択肢がたくさんあります。

しかし編入するためには高いGPAと自分のことを上手く表現したエッセイ、それに加えてボランティアの経験など、数々の高いハードルを乗り越えなければなりません。それなりの覚悟が必要になることを理解する必要があります。

これが留学先としてコミュニティカレッジを選んだ一つ目の理由です。

4. 学費が安いから

四つ目の理由は学費が安いことです。

しかし決して安くはありません。笑 コミュニティカレッジは誰にでも学びの機会を与えることを理念にており学費を抑えることで生徒に学びの機会を得やすくしていますが、それはその州に住み、州税を払っている人々のためのもので留学生のためのものではありません。留学生は年間学費で200万円程度かかると見積もった方がいいでしょう。

とは言いますが、四年制の大学よりは全然安いです。UCLAやUC Berkeleyでは年間800万円程度学費だけでもかかります。それに加えてカリフォルニア州は物価が高いので生活費も結構かかります。

そのため最初の二年間をコミュニティカレッジで過ごすことでかなり費用を抑えることができます。

これが留学先をコミュニティカレッジにした二つ目の理由です。

おわりに

このブログを見てくださっている方の中で留学を検討していて、留学する理由について家族や友達から尋ねられてきちんとした答えが出せないと悩んでいる方も多いと思います。

確かにきちんとした理由がなければ不安だという家族や友達の意見もすごくわかります。しかし日本の大学に進学した人の中でも、世界に何百と国があるのになぜ日本を選び、その大学、学部を選んだのかと質問されて、明確な考えを言うことができる人は少ないと思います。

自分のこれからの人生を考えたときに、ここで留学しなかったら後悔すると思ったのならするべきです。たとえ失敗したとしても挑戦して得ることができることはたくさんあります。

僕の武器は若さでした。失敗してもまだこの先長いです。迷っているなら挑戦してみてください。

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