【コミカレの授業】Anthropology ってどういう意味? アメリカのコミカレで学ぶ人類学の授業内容とは!?

Hi~, こんにちは。とぅりです。

今回はアメリカのコミカレで僕が教養科目の1つとして取っているAnthropologyのクラスの授業内容について皆さんにシェアしていきたいと思います。

授業を選ぶ前に、どんなことを学ぶのか把握しておかないといざ始まってからドロップする手続きをして.....など色んなことが面倒ですよね。

なので今回はANTH 100と呼ばれるAnthropology入門クラスの内容についてお話ししていきたいと思います。

Anthropologyの意味

Anthropology: the study of the human raceits culture and society, and its physical development

https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/anthropology

Cambridge Dictionary(ケンブリッジ英英辞典)によると、

Anthropologyとは人種、そして人間の文化や社会、その体の進化の過程を取り扱う学問のことです。

簡単にいうと、人間について学ぶ学問です。

Anthropologyはギリシャ語由来で、Anthropos="Man"(人間)logy="study of"(学問)という意味の言葉から成り立っています。

Anthropologyの授業内容

Anthropology 100という最初の段階で受ける入門クラスでは、難しい概念などは取り扱いません。

しかし、実際に研究者たちが行ったリサーチ内容についての記事や文献をたくさん読むことになります。留学生にとっては読む量が多いので少しハードだと思います。興味があればどんどん読み進めることができますが、IGETCを満たすために興味はないけど取ってみた、という気持ちだとついていくのが大変かもしれません。

IGETCって何?と思われた方はこちらの記事を読んでみてください。

【UCLA編入】名門大学編入への鍵を握る!?IGETCとは何?

僕が取ったANTH 100では、主にCultural Anthropology(文化人類学)について勉強しました。

このクラスで学ぶことは、Anthropologyの定義と分類、そしてリサーチの方法です。

その概要を簡潔に説明していきます。

Anthropologyの分類

Anthropologyには以下の4つの分類があります。

4つ全てに共通することは現地に行ってリサーチをする必要があるということです。

  • Cultural Anthropology (文化人類学)
  • Physical or Biological Anthropology (自然人類学)
  • Linguistic Anthropology (言語人類学)
  • Archaeology (考古学)

それぞれを大まかに解説していきます。

1. Cultural Anthropology

まず初めにCultural Anthropology(文化人類学) とは言葉通り、人間を文化の観点から学問です。

地球上ではそれぞれのコミュニティの中で異なる文化を発展させています。文化から見える、そのコミュニティにいる人々の生活や思想、行動の形態について学んでいくのが主な内容です。

また文化がどのように変わっていき、どんなバリエーションがあるのかということも学びます。

2. Physical or Biological Anthropology

Physical or Biological Anthropology(自然人類学または形質人類学)

こちらの分野では、人間を生物学的な観点から学んでいきます。

ゴリラやチンパンジーといった人間に近い動物たちと人間が生物学的にどのように違うのか、またどのように人間が進化してきたのかということを学んでいきます。

3. Linguistic Anthropology

Linguistic Anthropology(言語人類学)とは人間を言語の観点から学んでいく学問です。

言語がどのように作られて、また無くなっていったのか。そして人間社会の中で言語がどのような役割を果たしているのかなどを学んでいきます。

4. Archaeology

Archaeology(考古学)とは人間を過去から学んでいく学問です。

遺跡から発見された物を頼りに、昔の人間がどのように生活していたのかということを学んでいきます。

リサーチの方法

Anthropologyの研究をしている人は、基本的にフィールドワークに大きな時間を割きます。

どの分野のAnthropologyを学ぶにしろ、実際に現地に赴いてリサーチをすることが大切になってきます。なのでこの入門のクラスでは様々なリサーチの方法論や、成功と失敗の例(ケーススタディ)を学習していき、どんなリサーチをすることが効果的なのかを理解できるようにすることが目標となっています。

僕が学んだCultural Anthropologyの授業ではEthnographyと呼ばれる調査の方法について学びました。

これは、実際にそのコミュニティの中に入りその文化を体験、観察することでリアルで正確なデータを集める方法のことです。

Ethnographyの方法について学び、実際に自分の周りにあるコミュニティで調査し、レポートを書くという学期末の課題も与えられました。

まとめ

上記で紹介したものが、僕がANTH 100の授業で学んだ大まかな内容です。

カレッジや教授、授業形態により内容や課題も変わってくると思うので、少しだけでも参考にしていただけると嬉しいです。

リサーチを通して、馴染みのなかったものを馴染みのあるものにし、恐怖心を取り除くのがAnthropologyを学ぶことでできることです。知らない文化や知らない言語というだけで、恐怖心を抱き、それがときには対立の原因にもなったりします。

Anthropologyの授業は、私たち人間について様々な角度から理解を深めることができる良い機会です。興味があれば、ぜひ授業を取ってみることをおすすめします。

Follow me!